ペットボトル症候群 ペットボトル症候群ということばをご存知でしょうか? 清涼飲料水には糖分が多く含まれています。 清涼飲料水を容量の多いペットボトルで飲みすぎて起こった、糖尿病性ケトアシドーシスをペットボトル症候群と呼びます。 糖尿病性ケトアシドーシスは糖尿病の悪化で起こります。 インスリン機能の低下で、エネルギーとしてブドウ糖を必要量吸収できず、体の筋肉や脂肪からエネルギーを利用しようとします。 そこからできるケトン体というものによって血液が酸性になります。 通常は中性であるべき血液が酸性になることにより、体の機能が低下し、ひどい場合、意識がなくなります。 また、糖尿病は尿の量が多くなります。 そのため、糖尿病がひどくなると脱水状態になり、この場合もまた昏睡状態に陥る危険性があります。 これを糖尿病性昏睡といいます。 ペットボトル症候群の場合、まず糖分が多く含まれるペットボトルなどの清涼飲料水を飲みすぎ高血糖に、そして糖尿病へとつながってしまいます。 糖尿病になると喉が渇くので、さらに清涼飲料水を飲み高血糖をさらに悪化させてしまい、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こすのです。 清涼飲料水の飲みすぎに注意し、麦茶などで水分を取らなければなりません。 糖尿病は体の機能の低下を引き起こし、規則正しい食事、運動、治療で血糖をコントロールしなければこのような症状になる可能性があります。 しかし、自分の体の管理によって、このような症状を防ぐことができるのです。 食事や飲み物の内容を把握するのは、自分の体を守ることにつながります。 |
|||
関連サイト
|
介護保険について 糖尿病が悪化したり、合併症などを併発し、自分だけの力で動けなかったり、動けても自由が利かないなどの場合に利用できる選択肢のひとつが介護保険です。 介護保険は40歳から介護保険料を支払います。 65歳以上は第一号被保険者、40歳〜64歳は第二号被保険者で、一般に介護保険のサービスを受けられるのは65歳以上の第一号被保険者です。 しかし、第二号被保険者であっても、特定15疾病の場合はサービスを受けられます。 糖尿病の場合は、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性精神障害が特定疾病にあたります。 この他、脳血管疾患(脳梗塞など)も特定疾病です。 介護保険のサービスには、食事や買い物などの家事を援助や身体介護をしてくれるヘルパーの派遣、病院への送迎サービスや、デイサービスなど自宅以外で食事や入浴をさせてくれるサービスなど多岐にわたります。 看護師が定期的に来て、血圧を測ったり生活のアドバイスをしてくれるサービスもあります。 介護サービスを受けるのは、まず介護度の認定が必要で、介護度の重さによって受けられるサービスや1割負担の上限金額が変わってきます。 また、介護保険だけでなく、ボランティアのサービスもうまく利用すると良いでしょう。 介護保険の申し込みは自治体の介護福祉課や地域包括支援センターなどが窓口となっています。 もし、介護が必要となった場合はどうするか、考えたくないことかもしれません。 しかし、きちんと知っておけば、もしもの時に慌てなくてすみます。 また、自分が利用しなくても、他の人にもアドバイスできます。 そのうえで病気にならない、進行させないよう、規則正しい生活習慣を忘れず過ごしてください。 |
〜〜 お友達サイトのご案内 〜〜